【展示会レポ】視てはいけない絵画展

アート

<イントロダクション>

この世には、”視てはいけない”絵画が存在します。
それらは、とある一人の収集家の手により人知れず保管されてきました。
今回、彼の遺言により “視てはいけない絵画展”として、特別に一般公開されます。
絵画を視た後、あなたの身に何が起きても、私たちは一切の責任を負いかねます。
ご来場、心よりお待ちしております。
※本展示の内容は、すべてが真実とは限りません。

11月28日〜1月19日までGinzaNovo(旧東急プラザ銀座)6階特設会場で開催される「視てはいけない絵画展」に行ってきました!「視える人には視える展」制作陣が手がける体験型展示会です。
“視てはいけない絵画”の真実とは一体なんなのか……。展示会の様子をレポートします!

※展示物一部のネタバレを含みます。

展示室に入ってすぐ目に入るのは、食事をしている家族の絵画。
しかし、その食事はすべて黒く塗りつぶされています。一体なぜ塗りつぶされたのか、塗りつぶされたその中にはなにがあったのか……。
そんなことを考えていると、ふと目にした解説には「こうした想像が及ぼす悪影響を恐れ、人々はこの絵を見るべきではないと判断したのです」とありました。
読んだ瞬間、この世界に入ってしまった気分です。

ジュール・デュボア(Jules.Dubois)《ベラレッテ家の昼食》 
1886年 イギリス


その奥には、見るだけでどこかゾクゾクするような展示物の中に、穏やかな風景が描かれている一切恐ろしさの感じない絵画があります。どこに視てはいけない要素が……?

作者不明《笠岡屋敷》 
制作年不明 日本

「禁視絵監修コメント」を見ると、”壁の裏”という言葉が。実際に壁の裏を見てみると、そこには大量のお札のようなものが……。
一体どういう目的で貼られたのでしょうか。


先に進むと、キービジュアルにもなっている作品とともに、油絵の匂いが香る肖像画が三つありました。
肖像画たちはすべてどこか恐怖心を煽るような絵画です。

エミリー・ブラウン(Emmily.Brown)《自画像》 
1938年 イギリス
アメリア・ヴォーン(Amelia.vaughn)《自己消費》 
1970年 日本
作者不明《ある男の肖像》 
1983-2000年? 制作場所不明(イギリス?)

一見、関連性のない作品ですが、三つの作品を見た後に、マーカス・ブラウンという人物の解説を読み進めてハッとしました。
この男は何者なのか。彼の正体が分かると、もう一度三つの肖像画と解説を見たくなるはずです。


「直射日光に当ててはいけない絵画です。暗幕の中に入り、ご鑑賞ください」という文言とともに置かれた黒いボックスが視界に。
どのような絵画があるか、おそるおそる入ると、そこにあったのは一匹の鹿が描かれた絵画。
暗幕の中で大きな瞳で見つめられた私は恐怖心を掻き立てられました。

作者不明《夜鹿》 
1820年 ギリシャ


その隣には「直接視てはいけない絵画です。机の上の鏡を使って隙間からご鑑賞ください」と説明された絵画が。
ドキドキしながら鏡を使って絵画を見てみると、アザービジュアルとして注目を集めた不適な笑みを浮かべた男性の絵画が。
しかし、目元のテープがありません。ではなぜ、アザービジュアルではテープを貼られていたのでしょうか。

作者不明《欲望》 
1785年 フランス

この二つの展示は、自分から覗きに行かないと見ることができない展示なので、恐怖心が今までの展示とは違う形で襲ってきます。


ところ変わり。
子供の絵って可愛らしいですよね。でもこの絵は見ていて不安になってしまいます。
それはきっと謎の黒い何かが描かれているからです。幼少期は霊体を認識できることが多くあるとはよく聞きますよね。
この絵は子供たちが視てはいけない何かを写し出してしまっているのかもしれません。

D小学校1年3組児童8名《林間学校》 
2012年 日本


最後にはこの絵画を集めた収集家の小野武久の作品が飾られています。
彼は一体何を描いたのか。何を伝えたかったのか。
その答えは現地のみあります。

ガラス張りで広い会場にポツリポツリと置かれた作品たち。広い空間に“視てはいけない絵画”の気配を存分に堪能できる絵画展となっていました。
ガラス張りの会場なので、明るい時間帯と暗い時間帯で雰囲気がガラッと変わります。

会場に入った瞬間から会場を出るまで“視てはいけない絵画展”の世界に入ってしまう没入感が面白く、ホラーが苦手な方もそうでない方も、十分に堪能できる仕掛けになっています。

他にも紹介できなかった「視てはいけない絵画」の展示とその解説がたくさんあります。
ぜひ自分の目で“視て”ご堪能ください。

【開催概要】

●開催期間
2025年11月28日(金)〜2026年1月19日(月)
●開催時間
2025年12月28日(日)まで11:10〜20:30(最終入場19:30)
2025年12月29日(月)より11:10〜19:30(最終入場18:30)
※2025年12月31日(水)15:00まで(最終入場14:00)
※2026年1月19日(月)15:00まで(最終入場14:00)
●休館日
2026年1月1日(木)
●開催会場
GinzaNovo(旧東急プラザ銀座)6階特設会場
●入場料金
平日 ¥2,000(税込) 土日祝 ¥2,300(税込)
※2026年1月2日(金)は土日祝日料金となります



●公式WEBサイト
 https://d.pass-store.jp/pages/mitehaikenai
●公式X
 https://x.com/miteha_ikenai_
公式Instagram
https://www.instagram.com/miteha_ikenai_/

TikTok
https://www.tiktok.com/@miteha_ikenai_?_r=1&_t=ZS-91igPzZIwvI
●ハッシュタグ
#視てはいけない絵画展
●本展示会のお問い合わせ
https://form.run/@mitehaikenai-info
●主催
「視てはいけない絵画展」製作委員会


※本催事はフィクションであり、絵画と物語を”視て”楽しむ体験型展示です。
  実在している絵画を鑑賞する絵画展ではございません。ご了承ください。

文/渡邉夢羽(東京ビジュアルアーツ・アカデミー)

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