2025年8月16,17日に夏のコミックマーケット106が開催!
近年、日本の漫画・アニメ・ゲーム文化が国内外でさらに広まっているからこそ知りたい、世界最大の同人誌即売会であるコミックマーケットについて紹介する。
コミックマーケットとは
同人誌と呼ばれるアマチュアがオリジナルの作品や評論などを行なったり、既存の作品をもとに二次創作を行ったりしたものを、印刷・製本したものを同人誌という。コミックマーケット(通称:コミケ、コミケット)とは、そうした同人誌の展示即売会だ。
コミックマーケット(以下コミケ)では漫画やアニメ、ゲームなどの二次創作を販売する人が多いため、コミケ=2次元オタクが多いというイメージがあるだろう。1975年12月に第一回が開催され、今年で50年を迎えようとしており意外にも歴史ある同人即売会なのだ。
年2回、8月のお盆の時期と12月の年末に行われており、有明にある東京ビッグサイトで開催されている。来場者数はのべ30万人ほど。コロナ明けからはチケットやリストバンド型参加証といった入場証券が必要となっている。

マニアックな同人誌やコスプレも楽しめる!
漫画やアニメ、ゲームの同人誌以外にも芸能人、鉄道、旅行、ペット、写真などなど多岐にわたって個性的な同人誌を販売する方もいる。サークルを出展している形態も様々で、大学の研究会、趣味の学術団体、プロ漫画家や作家による個人サークル、エッセイ作家、ハンドメイド作家、中には声優や歌手などがコミケ限定のCDや写真集などを出展したこともある。
また、キャラクターのコスプレをする人もおり、有名なコスプレイヤーの周りにはファンたちが写真を撮ろうと人だかりができることも。ホール内を含む会場のどこでも撮影は可能だが、撮影者が集まる場所として「コスプレエリア」も設定されている。
漫画やアニメ、ゲームなどの2次元オタクだけでなく、いろんなジャンルのオタクが集まる場所だからこそ、新たな出会いが待っているかもしれない。


コミケは来場者も『参加者』
コミケでは大まかに同人誌を販売する「サークル参加」、同人グッズの購入などをする「一般参加」、企業がプロモーションなどの展示で出展する「企業参加」に分かれる。サークル出展者も一般来場者もコミケを作っていく参加者とみなされている。そのため「来場者=お客様」ではない。また、コミケを運営するスタッフは全員ボランティア。コミケへ参加する人々は皆、参加者であることを念頭に置いて節度を守った楽しみ方をするのが重要なのだ。
コミケでは、来場者の皆が楽しめるよう様々なルールを設定している。また今年は会場である東京ビックサイトが一部改修工事を行なっているため行き方や出展場所が一部異なる場所もあることに加え、夏は会場内でも暑さが目立つため熱中症対策も必要になっている。参加したいと考えている方は、事前に公式で出ている注意事項(https://www.comiket.co.jp/info-a/C106/C106CtlgNotes.pdf)や熱中症対策(https://www.comiket.co.jp/info-a/Heatstroke.html)を確認し、コミケを楽しんでほしい。
写真提供:コミックマーケット準備会
[開催日時]
2025年8月16日(土)・17日(日) 10:30〜16:00
(企業ブースのみ16日は17:00まで)
[開催場所]
東京ビッグサイト (東京国際展示場)
〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
[アクセス]
りんかい線 国際展示場駅から徒歩7分
ゆりかもめ 東京ビッグサイト駅から徒歩3分
[問い合わせ]
会場:03-5530-1111
